行政書士の役割を考えたとき、それは「触媒」ではないか、と考えるようになりました。
例えば、消費貸借契約書の公正証書作成の業務をしたとしましょう。
業務を簡単に説明すると、@お客様からの要望をヒアリング、Aひな型への落とし込み、B公証人の先生と内容を協議・調整、C契約書作成・清書、D納品、E公証役場と日程を調整、という流れになると思います。Aだけであれば、行政書士に依頼せず、書籍やインターネットを参考にしたり、法学部の学生に頼めば安上りです。
では、この公正証書作成業務において、お客様から行政書士に期待されていることは何でしょうか。
それは書類の作成代行だけでなく、直接専門家と相談をすることで得られる安心感や公証人の先生との折衝といった書類作成に関連する総合的なサービスではないかと考えます。
これは、他の業務においても同じことが言えると思います。
弊所はお客様と関係各所とを効果的に結合させる触媒としての行政書士事務所を目指してまいります。
令和元年5月1日
行政書士 荒井 正志