NPO法人 設立について

NPO法人(特定非営利活動法人)を設立するまでの概要と流れを説明いたします。

概要

NPO法人について

NPO法人(特定非営利活動法人)とは、法で定める20のいずれかの活動に該当する活動を行い、不特定多数かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とする活動を行う法人のことです。一般の方が社会貢献活動を行うために比較的簡易に設立できるできる法人であり、社会貢献活動を行っている任意団体が活動をステップアップするために使える制度と言えるでしょう。

弊社の実績

弊所の代表は、500以上のNPO法人に関与した実績があります。過去に2回不認証になった苦い経験を教訓に、申請者に寄り添った丁寧なサポートを心がけています。

設立までの流れ

設立の意思を固める

法人の設立は、1~数名程度の発起人によって決められるだろうと思います。その設立意思を固めていくために、①設立趣旨書②定款③事業計画書を作り込むのが最初のステップです。

最初は設立趣旨書の作成から

NPO法人を設立するために、まず最初にやることは設立趣旨書の作成だと考えます。

法人格の持つ世界観(どのような社会を目指していくのか)が決まれば、具体的な事業目的を考えることができます。事業目的が決まれば、事業を実施するための体制(定款)や計画(事業計画)を作成することがスムーズになります。

設立趣旨書は法人の拠りどころになる書面なので、設立後にトラブル発生したときや事業が迷走したときに、必ず生きてきます。

設立趣旨書をつくるためには

設立するNPO法人がどういった方向性や世界観をもっているのか、箇条書きをしてみましょう。書いてみることで、気持ちや事業内容を整理できると思います。

箇条書きの要点は以下のとおりです。この4点を意識して書き出してみましょう。

  1. 現在における課題や問題
  2. 課題や問題を解決するための具体的な手段
  3. 手段を実行したときにもたらされる効用
  4. あるべき社会の姿、世界像

所轄庁の手引きに設立趣旨の記載例がありますので、それに沿うように文章を作成します。弊所では書き方についてのアドバイスをすることも可能です。

定款作成に必要なこと

設立趣旨書ができたら、次は定款(ていかん)を作成しましょう。組織や運営の拠り所となる法人の憲法であり、設立趣旨書の目的を達成するために具現化した書面と言えるでしょう。この定款を作るための項目は20近くありますが、大きく分けると①事業②組織③会計の3点になると思います。

①事業について

具体的に行う事業については、具体的かつ柔軟性を帯びるように記載したほうが良いでしょう。また、類似の活動を行っている団体の記載も参考になります。また、特定非営利活動の分野も事業内容に関連する内容を選択しましょう。

②組織について

組織については、法人名・役員・社員・会議・事務局の5点について検討します。

法人の名称は、法令上の制限はありませんが、次のことに留意しましょう。

  1. 国や自治体等の機関と誤認するおそれのある名称
  2. 特定の個人や企業等団体の名称
  3. 他の法律で禁止されている名称

役員は、理事が3名以上、監事が1名以上が必要です。定款には「3人以上◯人以下」のように、上限を設けるのが望ましいです。

料金

実費等は含みません。

対面での相談5,500円/30分
設立趣旨書の作成11,000円~
定款の作成11,000円~
設立認証77,000円~
事業報告33,000円~
役員変更33,000円~
定款変更届33,000円~
定款変更認証申請55,000円~
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